à petits pas.

『米粉と植物性素材で創るお食事とお菓子のお店』
札幌市内にある、有機野菜を使ったグルテンフリー&ヴィーガンカフェをご紹介します!

カフェ店内の様子

札幌市東区の住宅街にある小さなカフェ à petits pas. (アプティパ)さん。フランス語で“小さな一歩で”という意味です。店内は南仏の古民家を思い起こさせるプロバンス風のデザインで、アンティークの家具や雑貨が並びます。照明も一つ一つ表情豊かで、一番奥のテーブル席には、お店のロゴになっているフランスアンティークのシャンデリアが目を引きます。一人でふらっと立ち寄りたくなる、居心地の良い“大人の隠れ家カフェ”です。
店主の sachieさん は、高校時代からインテリアや雑貨に興味があったそうで、就職後にインテリアコーディネーターの資格を取得。南仏のホームステイ先の住宅を思い返しながら、ご自身で内装を手掛けられたそうです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: a-petits-pas-4-e1717063716459-1024x341.jpg
ニースのカフェにあったブランコをイメージしたハンモックとアンティークたち

木・金・土・日曜日お食事プレートケーキセットがご注文いただけます。旬の有機野菜が中心のメニューなので、日替わりになっています。お店に足を運ぶ度、新しいお野菜たちとの出会いがあると思うとワクワクしますね。こちらは食べ応えのある大豆ミートの照り焼きと焼き野菜が玄米ご飯にオン。じゃがいもと豆乳のポタージュにカリフラワーのカレーのサブジなどが楽しめました。調味料にもこだわり有機スパイスを使用。彩りもきれいです。また、動物性のもの(肉、卵、魚、乳製品など)を使用していないヴィーガンプレートでご提供。

お食事プレート

会社員時代は年に数回海外旅行を楽しみながら、各国の文化に触れて来たsachieさん。大好きなカフェか雑貨屋を開きたいと一念発起し会社を退職。1年間フランスへ。フランスでは南仏やパリなど5都市に滞在し、カフェや雑貨屋を巡りながらフランスの有機野菜を使った食のあり方に魅力を感じられたそうです。フランスで沢山の素敵なものと出会ったsachieさんは、帰国後お店を開くためフランス料理店などで経験を積み、2009年に有機野菜を使ったカフェ à petits pas. をオープンされました。

米粉のクレーププレート

米粉を使ったクレーププレート
新鮮なハーブとエディブルフラワーが鮮やかです。トッピングでナッツやジャム、ドライフルーツやメープルシロップなどが選べるのも嬉しいポイント♪お食事系のクレープメニューもあるので、詳しくはお店のInstagramをチェック!店主がヴィーガンの方でも安心してお召し上がりいただけるようにと考案した、卵・乳製品や白砂糖も不使用のこだわりクレープ。もっちりとした食感と優しい甘さの生地が魅力の一品です。上にとろけるヴィーガンバターを添えて。

フランスで体感した、オーガニックが当たり前の生活。有機野菜は身体にも環境にも良く、何より美味しい。自分も開くならそんな有機野菜を使ったカフェにしようと思われたそうです。しかし、カフェオープン当時の日本では有機野菜は珍しく、安心して食べることのできるお肉や、平飼いの鶏の卵なども簡単には手に入らない状況でした。その為、自然と動物性のものを使用しない野菜中心の『ヴィーガンメニュー』になったそうです。小麦粉も道産のものにこだわって使用されていたそうですが、小麦アレルギーのお子様を持ったご友人やお客様のご要望にお応えして、徐々に米粉に変更。現在から8年前より、小麦粉を一切使用していない『グルテンフリーメニュー』に切り替わりました。一見簡単に思える米粉を使った料理ですが、険しい道のりだったと話すsachieさん。本格的に米粉の勉強を始め、米粉マイスターのインストラクター資格を取得されたそうです。その為、アプティパさんでは、有機野菜を使用したヴィーガン、グルテンフリーのメニューが並びます。白砂糖不使用なのも嬉しいですね。

期間限定で登場するスペシャルメニュー!季節によって内容が変わるので、詳しくはお店のInstagramを要チェック!こちらのプレートは、オレンジレアチーズタルト&ヴィーガンバターサンド。クリームチーズのような豆乳レモンクリームにジューシーな国産オレンジを乗せた美しい米粉タルト。ヴィーガンバターサンドは、サクリとした食感の米粉クッキーに自家製ヴィーガンバタークリームとレーズンをサンド。独り占めしたくなる美味しさです。ドリンクは人気の出てきているハーブティーを注文

スウィーツプレート

フェアトレードとは「公正な貿易」という意味です。カフェのオープン前に行った国の中にインドがありました。インドは貧富の差が激しい国で、街の中央にある市場ではインド国内でフェアトレード認証された商品が並んでいて驚きとショックを受けたと話すsachieさん。一般的には、発展途上国の生産者の労働環境や生活を守るために適正価格で商品を輸入する制度なので、国内取引で使われるのは確かに驚きです。改めてフェアトレードの重要性を感じ、自分のお店でもフェアトレードの商品を扱おうと決め、オープン当時からフェアトレードのコーヒーを仕入れているそうです。

アプティパさんで出されているメニューのひとつひとつに、店主の暖かい人柄とこだわりを感じることのできる、とても魅力的なお店でした。

フランスアンティークのシャンデリア

アプティパ『米粉と植物性素材で創るお食事とお菓子のお店』

メニューの詳細やイベント出店情報はInstagramでご確認ください