お米の今田屋
岩見沢市内で、特別栽培に挑戦中の水稲農家さんをご紹介します!
何を栽培していますか?
北海道米ななつぼしを栽培しています。ななつぼしは、北海道で栽培されているお米の中で一番多く作付けされている品種です!
いつから農業をされていますか?
僕が就農したのは、2017年です。今年で7年目になります。田んぼ自体は曾祖父から引き継がれて、僕で4代目になりました。1年目は、当時あった補助金制度を使って、ひまわりからスタートしました。田んぼ一面ひまわりの花が咲いて、本当にきれいでしたよ。そして、2年目から本格的にお米の栽培を始めました。
どのような栽培方法をされていますか?
昨年まで、慣行栽培をしていました。ただ、化学肥料や農薬はあまり使いたくなかったので、年々減らすようにはしていました。今年は、お米をご購入いただいているお客さんの声や有機農家さんとの出会いもあり、思い切って特別栽培にチャレンジすることに決めました。
特別栽培というのは、農水省のガイドラインがあり、その基準に合うように化学農薬や肥料を半分以下に減らしていきます。僕はまず、半分に減らしての挑戦です。子どもがいるお母さんたちがお米を買ってくれることが多いので、ネオニコチノイド系の殺虫剤だけは使わないように肥料設計をしています。
農業をやっていて、一番大変だったことは何ですか?
う~ん、難しいですね~。農業を始めてから、毎年毎年天候も違うし、大変なことばかりですよ。いいか悪いかは別にして。笑 でも、最近は円安と戦争の影響で資材が高騰していることかも知れません。日本の農業は、化学肥料や種などを海外からの輸入に頼ってしまっているので、農家はかなり厳しい状況に置かれています。今年は何とかなりましたが、今後も不安定な状況は続いてしまうかも知れませんね。
農業よいところはどこですか?
時間の流れが心地よいです。大変なこともあるし、忙しい時もありますが、サラリーマン時代と違って、何て言うのか時間がゆったり流れている気がするんです。時間に追われているという感覚は確実に減りました。自分も、自然の中のひとつなのだと感じられることもあり、力が湧いてきます!
他にも、こんな小さな種から芽が出て、のびのびと生長していく過程を見るのが面白いです。雑草の管理など大変なこともありますが、毎年秋に収穫したてのお米を食べられるのも醍醐味です。